
Salon de Aroma
aroma body treatment
&
hormesis room
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■マタニティマッサージ
妊娠中のアロマトリートメントはダメ?
あなたが常識だと思っていた認識は間違っている!
一般的に妊婦への精油の使用はイケない事だと思っている方が大半ではないでしょうか?
それは、間違った情報が出回ってしまっているから仕方ない事ですが・・・
ここでは、そんな目から鱗の正しい情報をお伝えします。
妊娠中の精油禁忌について(精油は妊娠にとって危険なもの?)
アロマテラピーやエッセンシャルオイル(精油)について書かれた書籍やインターネットの情報の中に、「○○のエッセンシャルオイル(精油)は妊娠中の使用は厳禁」など、妊婦に対する禁忌が書かれているものをよく目にします。
当サロンにも、「妊婦が使っても安心な精油は何ですか?」「精油が妊婦に危険と知らずに使っていたのですが、大丈夫でしょうか?」という問い合わせがよくあります。
妊婦に対する精油の危険性についての情報はかなり混乱していると言えます。
中には「○○の精油を使うと流産や妊娠中毒症を引き起こす場合がある」など、怖いことが書かれているものもあり、ご心配されるのも無理ないと思います。
また、禁忌にあげられている精油の種類も、情報源によってまちまちで、一体何が本当なのか、よくわからないと思っている方も多いのではないでしょうか。
意外に思う方もおられるかもしれませんが、
結論から言いますと、当サロンで使用、販売している精油(フランス式メディカルアロマ)は、どの種類であっても、芳香浴程度の使用で、妊婦が流産や妊娠中毒症などの事故を起こしたり、母体や胎児になんらかの悪影響を与えたりする心配は全くありません。
どうぞ安心してお使いになってください。
好きな香りを嗅いで、妊娠中のストレスを和らげ、リラックスすることは、母子ともに良い影響を与えますので、心地よい芳香浴を楽しんでいただければと思います。
(※但し、ごく一部に、妊娠中は芳香浴であっても使用を控えるべきでと考えられている精油が全くないわけではありませんが、当サロンでは、そもそもそうしたものは使用しておりません。)
では、アロマバスやマッサージ(トリートメント)など、肌に触れる形での使用についてはどうでしょうか?
あまりに精油の妊婦に対する禁忌の情報が氾濫しているので、驚かれる方も多いと思いますが、実はこれまでに、通常のアロマテラピーの使用範囲内で精油を用いて、妊婦に流産や中毒症などの事故が起こったという事例は、一例もありません。
「通常のアロマテラピーの使用範囲」というのは、「外用」すなわち、アロマバスやマッサージ(トリートメント)も含みます。
また、「内服」、すなわち精油を飲用する事に関しても、当サロンで使用している精油はフランス式アロマ(メディカルアロマ)と言われるもので、フィトテラピー(植物療法)を積極的に取り入れているフランスやベルギーなどは医療機関で代替医療として医者が副作用の無い薬として精油を処方し塗布や飲用もしているものです。そして、現在、日本の医療機関や保健機関での使用も広まってきています。
日本ではイギリスから精油が伝搬され、香りを楽しむものとしてエステサロンを中心にマッサージオイルの香り付けとして使われるようになり広まりました。
その結果、精油(エッセンシャルオイル)とは異なる、安価な合成香料や増粘剤を混ぜた雑貨扱いの芳香油(アロマオイル)が出回り、精油とアロマオイルが混同し、精油も飲用は出来ない、原液の塗布は出来ない、というのが一般的な常識と思いこまれてきました。
未だに、そう信じている方のほうが多くいます。
それは、日本の大手のアロマ協会がそう教え込んだから仕方ないのかもしれませんが、精油の事をきちんと勉強した人なら、欧米では医療機関で精油を治療目的に処方し飲用している事は誰でも知っている事実です。
そうした経緯から、
日本のエステサロンのほとんどがイギリス式と言われる、飲用不可、原液使用不可の雑貨扱いのアロマオイルを使用しているのが現状です。
飲まないし、極少量をマッサージオイルに入れ薄めて使用するので精油の専門知識が無く誤った使用をしたとしても、有毒な合成物質が入っていたとしても、身体への影響が出にくいですからね。
なので、妊婦に限らず、使う人全てに言える事ですが、精油の種類より、まず、精油の品質を重視する必要があります。
そして、その精油を扱う人の精油に関する知識が重要になります。
精油には薬効成分もあります。正しい使い方をすればそれは有効ですが、間違った使い方をすれば危険なものもあります。
日本では、ほとんどのエステサロンが精油を使用する目的が香りであり、マッサージの技術だけあれば精油はお客様に好きな香りを選んでもらいマッサージオイルに混ぜ、香り付けするためだけに使用するので専門的な精油の知識が無くても済むので、飲用不可、原液使用不可という雑貨扱いのイギリス式が広まったのでしょうね。
だからこそ100%ピュアで、混ぜ物や不純物、農薬成分など一切混入していない精油を使用しているサロン選びが必要なのです。
当サロンは、安心してご利用頂けるフランス式といわれるメディカルアロマ(医療レベルの精油)を使用しています。
飲用可能である事を厚生労働省が認めた食品認可や、原液塗布が可能である化粧品認可を受けた精油を使用する日本では数少ないフィトテラピーサロンです。
そのため、当サロンでは精油は香りで選んでもらう訳ではなく、お客さまのお身体の状態や症状に合わせて、こちらでチョイスした精油を使います。さらに独自にブレンドして使う事もあります。
だから、妊婦さんも安心して受けて下さい。
精油の妊婦に対する禁忌は、特に日本ではあまりに誇大に伝えられていると言えます。
アロマテラピーの入門書にも「○○の精油は妊娠中は使用厳禁」などとよく書かれていますので、一般の人は、香りを嗅いだり、少し肌に適用しただけで、事故が起こる可能性があるという大きな誤解をしてしまうのも無理ありません。
精油の芳香浴を心配する以前に、タバコの副流煙やカビ取り剤など妊婦が避けるべき匂いの成分は身の回りにいくらでもあります。
最近では、シャンプーやボディケア商品、化粧品など、ローズやゼラニウム等の精油が配合された化粧品も数多くありますが、そうしたものに「妊娠中は使用してはいけません」などと書かれたものを見たことがある人はいないでしょう。
ローズマリーの香りを少し嗅いだだけで、本当に妊婦に何らかの危険があるのなら、イタリア料理店には妊娠中には近づかないほうが良いということになってしまいます。
著名なアロマテラピーの研究者の中には、「書籍に書かれている妊婦に対する禁忌についての説明は、その本の著者がいかに無知であるかを表わしているようなものだ」とまで言う人もいます。
では、どうしてこれほどまでに精油の妊婦に対する危険性は過度に喧伝されるようになったのでしょうか。
はっきりした理由は分かりませんが、現在よりもはるかに性倫理が保守的であった時代に、女性が故意に流産を引き起こす目的で精油を飲用することがあったようです。
意図せぬ妊娠で半ばパニックになった少女が、流産を引き起こすと信じられていた精油(ペニーロイヤル)を大量に飲むという無謀な行為に走ることがありました。
こうした事例は医学雑誌などの記録にも残されています。
精油の飲用によって企て通りに流産した事例もありますが、母体が重篤な状態になったり、死亡してしまうという悲劇も少なくなかったようです。
これは、精油が流産を引き起こすということではなく、精油の大量服用によって母体が深刻な中毒になり、その結果として妊娠を維持できなくなって流産するというだけのことです。
中絶手術も困難で、また情報も乏しかった時代に特定の精油が「流産促進剤」として働くと信じられていたようです。
こうした歴史的な事情の上に、アロマテラピーに携わる一部の人たちの特定の意図が働いて「精油=妊婦にとって危険」という情報が流布されていったのではないかという説があります。
これに関して、あるアロマテラピー研究者が著書の中で興味深いことを述べています。
それは、一部のアロマセラピストと呼ばれる人たちが自らの権威付けのために精油の危険性を過度に強調してきたというものです。
つまり、「精油は危険なもので、素人が簡単に扱えるものではありません」と主張することにより、自分達の「専門家」としての地位と立場を高めたいという歪んだ意図があるというわけです。
特にアロマテラピーの草創期には、それに携わる職業の社会での認知度は低く、現状への不満からそうした意図が助長されていったことが考えられます。
こうした背景から広まった情報を、根拠を確かめもせずに、そのまま著書やインターネット上で引用することが繰り返されているうちに、いつのまにか誤った情報が広く流布してしまったというのが実際のところではないかと思われます。
最後に、
一般的にアロマオイルとひとくくりに言われていますが、アロマオイルと精油(エッセンシャルオイル)は別物です。
アロマオイルとは、香りのあるオイルのことであり精油の事ではありません。
精油はエッセンシャルオイルといいます。
そして、精油の中にも不純物や農薬などが混入している粗悪なものもだくさん出回っていますので、雑貨扱いではない良質で安全な精油を選ぶ事が大切ですね。
参考資料「Tea-treeの森」より一部転用